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35周年記念棟の建設が進んでいます❣(その6)

2023.06.21

法人情報 はなぶさ苑

はなちゃん: 今回は、設計をお願いした「㈱ゆう建築設計」あいもとさんから、お話を伺います。始めに、新施設建設のコンセプト、特長(押し)について、教えてください。

あいもとさん: 現在建設中の「35周年記念棟」は、デイ(通所介護施設)、サービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム(従来型個室とユニット型)の複合福祉施設となっています。施設基準の異なる各用途を効率よくかつ使いやすい建物とするとともに、基本計画段階に発生した「新型コロナウイルス感染症」により、利用者、家族、スタッフ間の接触や感染拡大、面会等についても配慮した計画とすることをコンセプトに設計提案を行いました。

また、近年の自然災害や緊急時の事業継続計画(BCP)が重要となってきた時代背景を踏まえ、「LPG非常用発電システム」を導入するなど、あらたな取り組みを行っています。

35周年記念棟(イメージ)

はなちゃん: 設計する上で、どの様な点に配慮しましたか。

あいもとさん: 理事長や新施設建設担当のスタッフのみなさんから、①入所者の部屋はすべて外部に面する配置としたい。②各施設の施設基準よりゆとりのある空間構成としたい。③スタッフの介護、見守り動線に配慮した平面計画としたい。などの思いを受け、感染対策としての動線計画にも配慮しています。また、既存の施設との調和や周辺環境への配慮も心掛けました。弊社の高齢者福祉施設の実績や経験をもとに工事費高騰のなか構造計画や設備計画についても地域性や施工時期等を考慮した提案を行いました。

35周年記念棟整備鳥瞰図(イメージ)

はなちゃん: まさに、はなぶさ苑35年間の経験と将来に向けての夢が詰まった施設であることが良く分かりました。最後に、設計者として、本施設への「思い」を聞かせて下さい。

あいもとさん: 熊谷福祉会さまとの出会いは2014年4月に東京で開催した弊社主催の「特養セミナー」がきっかけです。数年経過した2020年9月に特養建替え計画のご相談の連絡をいただき訪問したのが現在進めている「35周年記念棟建設」のスタートとなっています。2021年夏頃まで基本計画を行い、同年10月の増床、建替え整備の法人選定委員会を経て、本格的な設計が始まりました。2023年1月から建設工事に着手し2024年2月末に完成予定で順調に工事が進んでいます。最初の出会いから早9年・・・。完成する時点では10年となります。近年介護福祉系施設は地域密着型の施設整備が多くなっているなか、今回の「35周年記念棟」のような大規模でかつ複合的な高齢者福祉施設の建設に携わる機会をいただき大変うれしく思っています。日々、地域に根差した高齢者介護のあるべき姿を探求されている理事長のお考えやスタッフの熱い思いを弊社の実績や経験を活かしてしっかりと受け止め、ご利用者の皆様はもちろん、理事長やスタッフのみなさんにも笑顔があふれ喜んでいただける建物を完成するために頑張っていきます。

はなちゃん: あいもとさんには、建築現場の施工監理もお願いしています。完成に向け、引き続きご協力をお願いします。本日は、お忙しい中、ありがとうございました。次回は、建設現場で働く重機や車両を紹介します。

※㈱ゆう建築設計ホームページでも、「35周年記念棟」が紹介されています。こちらもご覧ください。

https://www.eusekkei.co.jp/works/19090

 

【建設工事の進捗状況について】

ぶさくん: 例年より早く梅雨入りしましたが、工事は順調に進んでいます。

※5月24、26日に1階立上り及び2階床部へコンクリートを打設したA工区では、3階床の型枠設置や梁への配筋工事が進んでいます。

※6月5,7日に1階立上り及び2階床部へコンクリートを打設したB工区では、2階主柱や3階梁の型枠工事が進められています。

 

 

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